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だれかがカズにならなきゃいけない

19.09.01

カテゴリ:医院ブログ

以前のブログでも書きましたが
眼形成という分野は眼科の中でマイナーです。
https://ameblo.jp/kashitomo52/entry-12507261791.html

いまでこそ「眼形成」という言葉は一般眼科の先生に普及しましたが
僕が目指したころは誰もしらないワードでした。

眼科医が形成外科の真似事してもしょうがないでしょ?

実際に言われたことがあります。

でも実際には、、、、
形成外科医は、目のことをまったくわかりません。
眼球運動のこと、視力のこと、眼表面のこと。

習ったことがないのだから、仕方ありません。

でも知らないのであれば目の周りの手術をしないで欲しいのです。
まぶたを手術したり、眼窩を手術したりするには、目の知識が必要です。

国内ではまだまだ形成外科医が目の知識がないままに手術をしているのが現状。

眼のまわりの手術は、絶対に、眼科医が、眼形成外科医がやるべきです。
米国はそうなっています。形成外科医は手術できません。
もし手術してこじれたら裁判で間違いなく負けますからね。

僕は眼形成という分野を眼科のなかで出来るだけメジャーにしたいと思っています。
そのためにどうすればいいのか。

たぶん皆さんから見ると、僕みたいな人間は目立ちたがり屋に見えると思います。

Youtubeに動画流したり
教科書を出版したり
アメブロでいろいろ発信したり

目立ちたがり屋と思われても仕方ないくらい、露出しています。

でも本当は目立ちたくは無いのです。
僕が本当にやりたいのは裏方のプロデューサーのような役割。
前に出たいわけでは無い。

他のみんながどんどん活躍してほしいし
ニッチ市場を見る目は、それなりにあると思っています。

そんな市場を全部自分で取りに行ったら死んでしまいますので
誰かにやってほしい、そんな風に思っています。

バセドウの手術だって、眼窩骨折の手術だって
じゃんじゃん教えるからやってほしい。

全部自分でやることは出来ないのですから。

どんどん有名になってほしい。

でも。
以前書いた通り、有名になると風圧が強くなります。

風圧が強い環境に立ちたい医師って存在しません。
風圧は弱ければ弱いほうが良いに決まっています。

当院の河村先生でも相川先生でも誰でも、手術を教えてあげることは出来ても
風圧の強いところに立つことを強要することは出来ません。

誰かが有名になって風圧の強いところに立って
導かなければならないのです。

サッカーで言うならカズさん。
カズレーザーじゃなくて三浦知良さんです。

中田英寿や本田圭佑でも良いですね。(関係ないですが生年月日が3日違いです)

彼らが居たおかげでサッカーが盛り上がり
国民的スポーツにまでなりました。

僕が小学生の頃、サッカーの試合ってほとんどTV放送されていませんでした。
(勉強したくて探したのを憶えている)

それがいまでは何かあれば地上波TVで放送しますし

望めば有料でいつでも世界中の試合をみることが出来ます。

風圧が強いところに立つためには人並外れた覚悟が必要。
となるとやはりその犠牲を払う役割は自分がやらなくては。。。。となるのです。

本当は目立ちたくないけど
大きな目的のためには目立たなくてはならない、

そんな風に思いながら仕事をしています。

2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/

バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
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