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医療機関の評価は低くなりやすい

19.08.11

カテゴリ:医院ブログ

医療機関のクチコミ

自分が若い頃、どこか良いレストランに行こうと思ったら
ガイドブックを買って調べる、くらいしか方法はありませんでした。

それが今の時代、本よりも飲食店探していく前に食べログとかGoogle mapの点数見て
行くかどうかを決めることが多いのではないでしょうか。

メディアが書いた一方的な記事より
一般の人の感覚がそのまま伝わるクチコミの方が信頼感があります。

当院ではGoogle mapのクチコミを重要視しています。
これからの世の中、何を調べるにも検索を使うようになるはずで
その意味ではしっかりとしたクチコミがある方が良いに決まっています。

でもそこで問題があります。

医療機関のクチコミはとてもひどいものが多いのです。

例えば群大病院
https://goo.gl/maps/3kPCUpYY1WWAu7rPA

あと帝京大病院
https://goo.gl/maps/3DFrbNddd7wPP34bA

同級生の耳鼻科
https://goo.gl/maps/91ofabEB5ZYfLKVM6

クチコミ見てると本当にゾッとしますね。

なんでこんなに点数が低く、クチコミで悪く書かれるのか。

大学病院ならまだしも(?)
同級生のクリニックで言えば、彼女は同期100人のうち、本当に良い人で
自分の方がよっぽど悪い人なのに(笑)

その理由は、受診するのが患者さんで、すでに苦痛を伴っている方だからであると思います。

「待ち時間長かったのに診療は3分で話もロクに聞いてくれなかった!」

「治ると思っていったのに、手術しても治らなかった!」

こういうことですぐに低評価のクチコミが投稿されてしまうのです。

苦痛を取ってもらえると思ったのに、取ってくれなかった、もしくは
むしろ違う苦痛を受けた、と感じると
大きく失望しムキー、罰を与えたいムキーと思って低評価を投稿します。

その一方で、医療機関には苦痛を治しに行っているので
苦痛が治っても、その患者さんはそれは当たり前だと思ってしまって高評価のクチコミをしてくれないのです。

医療機関側の立場として話すと
ほとんどの患者さんが良くなるために医師も看護師もスタッフも動いていますし
ほとんどの患者さんがありがとうと言って帰って行ってくれるのです。

そして、治るか治らないか、医師の腕より神様のチカラの方が強いので、どうやっても治らない方もいます。

(つまり医師が全部治せたら、死ぬ人がいなくなります)

相当な数のありがとうがあっても、本当にわずかな人しか高評価はつけてくれないんですよえーん
すこしずつ良い評価をいただいて、なんとか点数を保っているのです。

当院でも
最近☆1つが付いたクチコミをつけられました。
https://goo.gl/maps/ogw2oVAkecbYQrK67

こっちも頑張って診療しているんですけど。。。。
怒り、というより、ガッカリというのが正しいですね。

皆、幸せに帰ってもらいたいと思って仕事しているんですから。

ホント、やる気がなくなるというか。
新患に会うのが嫌になっちゃいます。。。ショボーン

でも他の喜んでくれている患者さんのために
頑張ろうと気持ちを切り替えたいんですけど、、、、

はあ。。。ため息でちゃいます。

医療機関にかかる人は
治った人は当たり前と思って評価せず、
治らなかった人は怒って低評価をつけるので

点数が下がってしまう、というお話でした。

なので医療機関にかかって治ったら
是非、高評価をあげてください。

悪いクチコミがあふれる日本にならないように。
医療者がやる気をなくさないように。

いままで当院で治療受けた方。

当院の良いクチコミもお待ちしています!!!

それが結論か(笑)

 

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2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
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