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なぜバセドウ病眼症の治療をしようと思ったのか3

19.10.03

カテゴリ:医院ブログ

群馬大学は当たり前ですが群馬県にあります

群馬県には一つしか医学部が無いので
難症例はすべて群馬大学に集中するのです

バセドウ病の治療、大学以外で治療できる施設がありませんから
必然的に全ての患者さんが大学に集中します

僕が聖隷から帰ってきた当時は
先代の岸教授がバセドウ病眼症も診ておられたのです
(その他の難症例も全部診られていました)

全国の医療機関で行っているステロイドパルスとその後の内服治療

通常は3クール行うことが多いのですが
群馬大では2クールでした(金土日の3日間を2回)

岸先生が、患者さんの負担を考えてのことです

それでも入院になりますから
とても大変ですよね

最初の頃は、岸先生が治療方針を決定していました
僕のところに回ってくる患者さんが少なかったのです

眼瞼下垂など他の治療をやっていくのが精いっぱいで
あまり時間と関心を向けられなかった、という事情もありますね

そうしているうちに、バセドウ病眼症の初診を僕が取るようになります
他の先生方は、バセドウ病眼症に関心がまったくありませんから
僕が最初から診るよ、ということになりました
(そのかわり黄斑変性とか僕に回さないでね、とも伝えてます。バーターです(笑))

群馬大のバセドウ病眼症の患者さんを診ているうちに
患者さんのいろいろな人生を知ることになります

40年前に発症して、ものすごい眼球突出のまま生きて来ざるを得なかった方

バセドウ病眼症を発症してから、旦那さんがDV夫になってしまい、離婚してシングルマザーになった方

診ていくうちに
これは人生が大きく変わってしまう病気で
これは誰かが治してあげないといけない
と強く思うようになるのです

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2018年手術実績 3046件
群馬大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/

11月10日のバセドウ病眼症講演会
https://youtu.be/kxH9sgrlt0A

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