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「私語禁止」ではないクリニック

20.12.28

カテゴリ:医院ブログ

「私語禁止」ではないクリニック

 

 

当院を訪れた患者さんなら分かると思いますが

 

クリニックでスタッフの話し声とか笑い声が聞こえていることがあるかもしれません

 

 

 

それに対して違和感を持つ方もいらっしゃるかもしれません

 

通常、病院とか医療機関では静かにしているようにって言われると思うのです

 

ひと昔前には医療機関での私語は禁止、笑い声も禁止とされていました

 

体調不良の方もいらっしゃるのが病院ですからね

 

 

 

 

 

僕も研修医のころに指導医から

 

「人前で笑ってはダメ」と教わりました

 

 

スタッフが笑いながら話していると、自分が笑われていると捉える人がいるから

 

というのがその理由だったと思います

 

 

 

たしかに体調不良の方の多い、夜間の救急外来なんかでうるさくしていたら迷惑でしょうが

 

当院には基本的に元気な人しか来ません

 

病気で悩んでいたとしても、体力的には十分

 

そういう方しかいらっしゃらないのですね

 

 

 

医療機関だからという理由で私語を過度に禁止する意味を考えてみたのです

 

 

私語を禁止にすると、その取り決めを守らせるために労力が発生します

 

つまり私語をしているスタッフを気にして注意しなければいけません

 

 

場合によっては罰則さえも必要になります

 

 

罰則を適応するために院長が歩き回っているって

 

自分がスタッフだったらすごく嫌な気分になる

 

 

そして自分自身も他の人のマイナスポイントを見つけて歩くような

 

日中を送らなければならないので

 

僕自身の感情もマイナスに傾きます

 

 

「あいつまた私語している」

 

「これだけ言っているのに何で守れないんだ」

 

 

 

頭で思うだけならまだしも、そのうち口に出してしまうであろうと思っています

 

もうそうなると院内の雰囲気は最悪になるでしょう

 

 

 

米国留学した経験も大きかったと思います

 

 

 

米国の医療機関では普通に雑談しながら仕事しています

 

みんなが友達みたいな話ぶりなのです

 

知っている人ならまだしも、知らない人同士でもそんな感じ

 

日本だったらあり得ないですよね

 

道ですれ違っただけの人に目を合わせて、ハーイなんて軽く挨拶する国ですからね

 

 

 

雑談しながらでも十分に仕事は回っている

 

そうなると、日本の雑談禁止の意味って何があるのかなあって思ったのです

 

 

 

むしろ私語を禁止していなければ、雑談をしながら仕事が出来る

 

コミュニケーションをとることが出来るのですね

 

 

そうすると他のスタッフの性格や、趣味、普段の生活スタイルが分かるので

 

より連携が取りやすくなります

 

 

 

滅多なことで嫌いにならなくなる

 

もちろん逆に嫌いになってしまうこともあるかもしれませんが

 

可能性は減ると思うのです

 

 

 

だから当院では私語を禁止していません

 

裏方ではいつも笑い声が響いています

 

 

 

そこには私語禁止、なんて言葉は存在していません

 

 

 

残念ながら、日本の多くの組織では

 

私語が禁止され、職場が暗くなってしまっています

 

 

そういう場がどんどん減って

 

明るい日本になってくれるといいなあと思っています

 

 

 

 

 

 

 

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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)

 

現 涙道涙液学会 理事

元 群馬大学 非常勤講師(2014-20)

元 帝京大学 非常勤講師(2017-19)

元 アジア太平洋眼形成学会 理事(2010-18)

 

 

 

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